第5回 『愛され沼へようこそ!』無意識にやってる「人が離れる行動」を科学で解明&改善プロジェクト

 


【第5回】今日から実践!人生が変わる「人間関係リノベーション」最強の道具箱

 お待たせしました!ここが一番知りたかったところでしょう(もう、なんならここから読んでもらった方が良かったかもしれない(謎))。本日は、人間関係を劇的に改善するための具体的な「道具」を、あなたの心にお届けします。今回の記事も、ひたすら短くあっさりまとめているので、なんや、よくわからないという方は気軽に質問してくださいませ💦

【道具①:思考のクセを直す魔法『3つのC』】 ネガティブ思考が湧いてきたら…

  1. Catch it!(捕まえる!): 「あ、今『どうせ私なんて』って思ったな」と気づく。

  2. Challenge it!(ツッコむ!): 「それって本当?100%?証拠あるんか?」と自分に尋問する。

  3. Change it!(変える!): 「まあ、やってみなきゃ分からんよな」と、少しだけマシな言葉に置き換える。

【道具②:怒りを消す呪文『6秒ルール』】 カッとなったら、心の中で「6、5、4、3、2、1…」と数えるだけ。これだけで、怒りの衝動はかなり収まります。魔法みたいでしょ?

【道具③:最強の話し方『アイメッセージ』】あなたがいつも遅刻するからムカつく!(You-Message)」 ではなく、 「私は、(あなたが遅刻すると)約束を大事にされてないみたいで悲しいな(I-Message)」 と伝える。主語を「私」にするだけで、相手は防御モードにならずに話を聞いてくれます。

 さあ、道具は揃いました。この3つの道具さえ装備すれば、もう大体、大丈夫です(マジか!?)。最終回は、これらの技術の先にある、もっと深くて温かい「本物のつながり」についてお話しします。

【おまけコラム】「ごめんなさい」の魔力と、絶対に言ってはいけない謝り方

 人間関係の潤滑油として欠かせない「ごめんなさい」という言葉。しかし、使い方を間違えると、関係を修復するどころか、さらに悪化させる劇薬にもなり得ます。今回は、効果的な謝罪とNGな謝罪について考えてみましょう。


 心理学的に効果的とされる謝罪には、いくつかの要素が含まれます。それは、①反省の表明(何が悪かったかを理解している)、②共感(相手を傷つけたことへの理解)、そして③改善の約束(今後どうするか)です。シンプルに「ごめん」だけでなく、「〇〇という行動で、君を傷つけてしまって本当にごめんなさい。これからは△△するように気をつけるね」と伝えることで、誠意は格段に伝わります。


 一方で、絶対にやってはいけないのが「でも」や「だって」をつけた謝罪です。「ごめん、でも君にも悪いところがあった」「謝るけど、だって仕方がなかったんだ」といった言い訳は、謝罪の価値をゼロにするどころか、相手の怒りを増幅させます。「謝る気ないなら言うな!」と思われてしまうのがオチです(私は良くしてしまいますが💦)。


 また、口癖のように「すみません」を連発するのも考えものです。これは自己肯定感の低さの表れと見なされ、相手に余計な気を使わせてしまいます。本当に謝るべき時を見極め、誠意を込めて伝える。そのメリハリが、信頼される大人のコミュニケーションの鍵なのです。


「本記事は、公開されている情報や報告書を参考にしつつも、筆者の個人的な見解や解釈を交えて構成しています。査読を受けた学術論文ではありませんので、学術的なエビデンスとしての利用はお控えいただけますようお願いいたします。」

【監修:Nカウンセリングオフィス

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